採用情報 お問い合わせ

コラム


安心・安全の本当の意味を考える

2020.02.16

毎日の食卓に欠かせない野菜。味や価格はもちろん、安心・安全も選ぶ時の基準として大切な要素。
しかし、その基準となる物はあまり知られていないのが現状です。

例えば「有機野菜」。なんとなく体に良い安全な物と感じている方も多いかもしれませんが、
定義としては「化学肥料や化学農薬を使用せず、有機肥料などで農作物や土の能力を生かす栽培法」
人ではなく環境に優しい栽培方法のことを指しています。
もちろん、農作物や土に優しければ結果的には人に優しいことに繋がりますが、
体に良い基準は特に設けられてはいないのです。

農業で大切なのは”良い環境”で作られているかということ。
加工品で言えば、良い工場で生産された製品です。
私が特に気を配っているのは、農薬を全く使わない事ではなく、決められた基準の中で正しく使用すること。
決まりを守って栽培することが安心・安全に繋がると考えています。

また、美味しい野菜を作るには肥料は欠かせません。
これに関しても、「うちはたい肥を使っているから安心」というだけでは不十分。
「たい肥」とは有機物を微生物によって完全に分解した肥料のこと。
充分に完熟したたい肥を使っているかが重要です。

きまりを守り、正しい栽培方法を行っている農場を知るためにはどうするか。
その一つの基準として「GROBALGAP」(グローバルギャップ)という第三者認定機関があります。
これは「農業生産の環境的・経済的及び社会的な持続性に向けた取組み」・・肥料、農薬の
使用に関する基準を守る事はもちろん、従業員の労働環境も整える事が必須で、その結果
安全で良質な農産物が作られるという考え方。
ドイツで生まれ、日本国内ではまだまだ取得してる農場は少ない規格です。
「けーあいファーム」では消費者のみなさんに、本当の意味での安心・安全な農作物をお届けするため
2年後の「GRPBALGAP」取得を目指した取組みを行っています。